自動売買ラボのFXボット4種を紹介します

自動売買Bot解説

はじめに:今は「検証運用」に戻しています

自動売買ラボでは、GMOコインのFX APIを使って USD/JPY(米ドル/円) を自動売買するボットを自作・運用しています。このページでは、現在動かしている4つのボットを、なるべく専門用語を避けて紹介します。

最初に正直にお伝えしておきます。これらのボットは一時期、実際の資金を入れて稼働させていました。ところが、想定していなかった値動きや挙動がいくつも続いたため、いったん立ち止まることにしました。現在はペーパー(検証)運用に近い形に戻し、ロジックの見直しと記録の積み直しを行っている段階です。

このブログの方針は、成績を良く見せることではなく、起きたことを正直に記録することです。実弾に戻したタイミングや各ボットの成績は、月次レポートで都度ご報告していきます。

この4つのボットは、それぞれ「得意な相場」が違います。1本のボットで全部の相場を取りに行くのではなく、相場ごとに役割を分担させているのが基本的な考え方です。

なお、各ボットの細かいパラメータ(判定のしきい値・保有時間・正確なエントリー条件など)は、戦略の根幹に関わるため非公開とさせていただきます。ここでは「どんな種類の戦略か・何を狙っているか」までをご紹介します。

① セッションブレイクBot

狙い:相場が動き出した方向に乗る「順張り(ブレイクアウト)」

東京・欧州・ニューヨークそれぞれの市場が動き出す時間帯に、直近の値動きの幅を抜けた方向へエントリーするボットです。「上に抜けたら買い、下に抜けたら売り」という、ブレイクアウトの考え方をベースにしています。

  • 各市場が動き出すタイミングを中心に監視
  • 利確・損切り・最大保有時間のルールはあらかじめ決めて運用
  • 相場が荒れているとき・状況が読めないときは、見送って入らない

ブレイクアウトは「ダマシ(抜けたと見せかけて戻る)」が多い戦略でもあるため、入る時間帯と相場状況を絞り込み、無駄なエントリーを減らす設計にしています。

② オーバーシュートBot

狙い:行き過ぎた値動きの「戻り」を取りにいく

価格が一時的に行き過ぎたところから、元の水準へ戻ろうとする動きを狙うボットです。①のセッションブレイクBotとは反対に、レンジ相場(方向感のない揉み合い)向けに設計しています。

  • レンジ相場と判断したときに稼働
  • 利確・損切りの幅は、その時々の値動きの大きさに応じて調整

トレンドが強く出ている相場で安易に逆らうと一方的にやられやすいので、「動いてよい相場かどうか」の条件は厳しめに設定しています。①と②は得意な相場が正反対なので、両方を走らせることで相場の偏りに備える狙いです。

③ 仲値逆張りBot

狙い:五十日(ごとおび)の「仲値」に向けた歪みを取る

毎月5・10・15日…といった「五十日(ごとおび)」は、企業の決済が集中しやすく、東京時間の午前に決まる「仲値(なかね)」へ向けて円安方向に動きやすい、という経験則があります。このボットは、その動きが行き過ぎたところを逆張りで取りにいきます。

  • 仲値が決まる午前の短い時間帯にだけ動く超短期型
  • 五十日のみ稼働(=出番は月に数回だけ)

稼働日が限られるため、「今月はほとんど取引機会がない」という月もあります。これは不具合ではなく、仕様どおりの動きです。

④ 相場監視Bot

役割:自分では取引せず、相場の「今の状態」を判定して他のボットに渡す縁の下の力持ち

このボットは売買しません。代わりに、今の相場が「トレンドなのか・レンジなのか・荒れているのか・読めない状態なのか」を判定し、その結果を他のボットに供給します。

  • セッションブレイクBot(①)が荒れ相場で止まるのは、この監視Botの判断によるもの
  • オーバーシュートBot(②)が「レンジのときだけ動く」のも、この判定があってこそ

地味ですが、ボット同士の連携の中心にいる重要な役割を担っています。

4つのボットの早見表

ボット 戦略の種類 得意な相場 稼働タイミング
セッションブレイクBot 順張り(ブレイク) 動き出す相場 各市場の始動付近
オーバーシュートBot 逆張り(戻り) レンジ相場 レンジ判定時
仲値逆張りBot 逆張り(仲値) 五十日の午前 五十日のみ
相場監視Bot 判定のみ(無取引) 常時

運用環境:24時間動かすためのVPS

これらのボットは、相場が開いている間ずっと動き続ける必要があります。自宅のパソコンを24時間つけっぱなしにするのは、電源・回線・再起動などの面で現実的ではありません。そこで自動売買ラボでは、ボット一式をVPS(仮想専用サーバー)上で動かしています。

VPSなら、自宅のPCを落としても・停電があっても、サーバー側でボットが動き続けてくれます。私が使っているのはXServer VPSです。理由はシンプルで、安定して動いてくれること、そしてWordPressブログ(このサイト)もCocoonテーマも同じXServer系で揃えられて管理が楽だからです。



まとめ

繰り返しになりますが、現時点では4つすべてを検証運用(ペーパーに近い形)に戻しています。立て直しの状況や各ボットの成績は、月次レポートで淡々とご報告していきます。

同じようにGMOコインのFX APIで自動売買に挑戦している方の参考になれば幸いです。

※本記事は自動売買の記録・検証を目的としたものであり、特定の投資手法や利益を保証するものではありません。投資はリスクを伴います。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

自動売買ラボ管理人 ATL

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